Excel関数一覧

AMORLINC関数

AMORLINC関数は各会計期における減価償却費を返します。フランスの会計システムのために用意されています。

書式=AMORLINC(取得価額,購入日,開始期,残存価額,期,率,年の基準)
戻り値各会計期における減価償却費を返します。
引数取得価額 資産を購入した時点での価格を指定します。
購入日資産を購入した日付を指定します。
開始期最初の会計期が終了する日付を指定します。
残存価額耐用年数が終了した時点での資産の価格を指定します。
会計期 (会計年度) を指定します。
減価償却率を指定します。
年の基準1 年を何日として計算するかを数値で指定します。
0または省略 30 日/360 日 (NASD 方式)
1実際の日数/実際の日数
2実際の日数/360 日
3実際の日数/365 日
430 日/360 日 (ヨーロッパ方式)
使用例初回会計期(第一期)の減価償却費を求める。

①「取得価格」300,000 、②「購入日」2011/9/1、③「開始期」2012/3/31、④「残存価格」30,000、⑥減価償却率 15.00% 、⑦ 「基準」 1 (NASD方式)を指定して⑤ 「期」 1 (第一期)の⑧減価償却費を求めています。

⑧の入力値 =AMORLINC(B1,B2,B3,B4,B5,B6,B7)
=AMORLINC関数の使用例
関連関数説明
AMORDEGRC減価償却係数を使用して、各会計期における減価償却費を返します。
DB定率法 (Fixed-declining Balance Method) を使用して、特定の期における資産の減価償却費を返します。
SLN定額法を使用して、資産の 1 期あたりの減価償却費を返します。
SYD級数法を使用して、特定の期における減価償却費を返します。
DDB倍額定率法 (Double-declining Balance Method) を使用して、特定の期における資産の減価償却費を返します。
VDB倍額定率法または指定した方法を使用して、指定した期間における資産の減価償却費を返します。