Excel関数一覧

PV関数

PV関数は投資の現在価値を返します。現在価値とは、将来行われる一連の支払いを、現時点で一括払いした場合の合計金額をいいます。

書式=PV(利率,期間,定期支払額,将来価値,支払期日)
戻り値投資に必要な総支払回数を返す。
引数利率期間全体を通じての利率を指定する。
期間支払い回数の合計を指定する。
定期支払額毎回の支払額を負の数値で指定する。
現在価値現在価値を数値で指定する。現時点で一括払いした場合の価格を指定する。
将来価値将来価値を数値で指定する。ローンの返済の場合は0を指定する。積立金の場合は最終的な総積立額を指定する。
支払期日0支払いが期末の場合指定する。
1支払いが期首の場合指定する。

利率と期間を指定するときは、時間的な単位を一致させる必要があります。

たとえば、年利 6.00% の 5年ローンを月払いで返済する場合、利率には 6% / 12 = 0.5% を、また期間には 5 * 12 = 60月 を指定します。また同じ条件でローンを年払いで返済する場合は、利率に 6.00%、期間に 5年を指定します。

使用例「利率」 6.00%、「支払年数」 5年、「定期支払額」 50,000のローンを一括返済する場合の金額を求める。

①「利率」 6.00%、②「支払年数」 5年、③「定期支払額」 -50,000、④「将来価値」0 を入力してローンを一括返済する場合の金額を求めています。

⑤の入力値 =PV(B1/12,B2*12,B3,B4)
PV関数の使用例1
関連関数説明
EFFECT実効年利率を返します。
NOMINAL名目年利率を返します。
RATE投資の利率を返します。
NPER投資に必要な期間を返します。
FV投資の将来価値を返します。
FVSCHEDULE投資期間内の一連の金利を複利計算することにより、初期投資の元金の将来価値を返します。
CUMIPMT指定した期間に、貸付金に対して支払われる利息の累計を返します。
CUMPRINC指定した期間に、貸付金に対して支払われる元金の累計を返します。
PMT定期支払額を算出します。
PPMT指定した期に支払われる元金を返します。
ISPMT投資期間内の指定された期に支払われる金利を返します。
IPMT投資期間内の指定された期に支払われる金利を返します。