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VDB関数

VDB関数は倍額定率法、または指定した方法により特定の期の減価償却費を返します。

書式=VDB(取得価格,残存価格,耐用年数,開始期,終了期,率,切り替えなし)
戻り値倍額定率法、または指定した方法により特定の期の減価償却費を返す。
引数取得価格減価償却する資産を購入した時点での価格で指定する。
残存価格耐用年数が終了した時点での資産の価格を指定する。
耐用年数資産を使用できる年数、償却の対象となる資産の寿命年数を、正の整数で指定する。
開始期減価償却費の開始の期を正の整数で指定する。
終了期減価償却費の終了の期を正の整数で指定する。
減価償却率をパーセンテージ(%)で指定する。
切り替えなし減価償却費が定率法による計算の結果が大きくなった場合に自動的に定額法に切り替えるかえるを論理値により指定する。
TRUE定額法に切り替えない。
FALSE定額法に切り替える。
使用例倍額定率法により特定の期の減価償却費を求める。

①「取得価格」240,000 、②「残存価格」30,000、③「耐用年数」10年を指定して④6月目~⑤18月目までの⑥定額法に切り替え有りで、倍額定率法により減価償却費を求めています。「耐用年数」は年数で指定するので「耐用年数」 *12 として月数にしています。

⑧の入力値 =VDB(B1,B2,B3*12,B4,B5,B6)
VDB関数の使用例1
関連関数説明
AMORDEGRC減価償却係数を使用して、各会計期における減価償却費を返します。
AMORLINC各会計期における減価償却費を返します。
DB定率法 (Fixed-declining Balance Method) を使用して、特定の期における資産の減価償却費を返します。
SLN定額法を使用して、資産の 1 期あたりの減価償却費を返します。
SYD級数法を使用して、特定の期における減価償却費を返します。
DDB倍額定率法 (Double-declining Balance Method) を使用して、特定の期における資産の減価償却費を返します。