Excel関数一覧

YIELD関数

YIELD関数は利息が定期的に支払われる証券の利回りを返します。この関数は、債券の利回りを計算するときに使用します。

書式=YIELD(受渡日,満期日,利率,現在価値,償還価額,頻度,基準)
戻り値利息が定期的に支払われる証券の利回りを返します。この関数は、債券の利回りを計算するときに使用します。
引数受渡日証券の受渡日を指定します。受渡日とは、発行日以降に証券が買い手に引き渡される日付です。
満期日証券の満期日を指定します。満期日とは、証券の支払期日です。
利率証券の年利を指定します。
現在価値額面 $100 に対する証券の価値を指定します。
償還価額額面 $100 に対する証券の償還額を指定します。
頻度年間の利息支払回数を指定します。年 1 回の場合は頻度 = 1、年 2 回の場合は頻度 = 2、四半期ごとの場合は頻度 = 4 を指定します。
基準計算に使う基準日数を示す数値を指定します。
0または省略 30 日/360 日 (NASD 方式)
1実際の日数/実際の日数
2実際の日数/360 日
3実際の日数/365 日
430 日/360 日 (ヨーロッパ方式)
使用例利息が定期的に支払われる証券の利回りを求める。

①「受渡日」 2006/7/25 、②「満期日」 2022/3/1 、③「利率」 3.75% 、④「現在価値」 99.88 、⑤「償還価格」 100.00、⑥「利払頻度」 2、⑦「計算基準」 1(実際の日数)を指定して、⑧利息が定期的に支払われる証券の利回りを求めています。

⑧の入力値 =YIELD(B1,B2,B3,B4,B5,B7)
YIELD関数の使用例
関連関数説明
ACCRINT定期的に利息が支払われる証券の未収利息額を返します。
PRICE定期的に利息が支払われる証券に対して、額面 $100 あたりの価格を返します。
ODDFPRICE1 期目の日数が半端な証券に対して、額面 $100 あたりの価格を返します。
ODDFYIELD1 期目の日数が半端な証券の利回りを返します。
ODDLPRICE最終期の日数が半端な証券に対して、額面 $100 あたりの価格を返します。
ODDLYIELD最終期の日数が半端な証券の利回りを返します。